昨年の12月上旬の話です。
今回は11月中旬に手にした美味しい新米。恒例行事となりまして、これをお歳暮で配っている。お客様もこれを楽しみにしておられます。
それで私も早くお届けをと焦りが満ちに満ちていた。倉庫から4俵を手早く車に積み込み精米所へ走った。
精米所へ着くと、誰も居ない。無人精米所だから当たり前なのだが、先客が居なかったのでホッとした。精米は結構時間がかかる。待つのも嫌だが待たすのはもっと嫌、苦手。
早速、車から4俵を抱え小屋に運び込んだ。1俵目の精米に取り掛かった。1俵の米30キロをまるごと機械投入口に流し込んだ。そして操作盤の前に立って、まずはお金を入れる。10キロ単位で精米する。10キロ100円だ。1俵は30キロ、従って300円を入れた。お金をいれると機械が反応して次の物を選択するように女性の声でアナウンスがはいる。モミか玄米か選択ボタンを押す。玄米を選んで次に無洗米・上白・標準・7分と選択ボタンが4個並ぶ、上白を押すと大きな音を立てて機械が回り始めた。
私が投入した玄米が下から精米機本体の約2m上方の受け皿に運び上げられる。送り上げられた玄米が一定の量貯まると精米が始まり少し待つと白米が落下して来て目の前の取り出し口のところに溜まって来る。自分はゴミや不純物が混入していないか最初から最後までその落下して来るコメを監視するのだ。
不純物の中でも一番問題なのは小粒の石である。これが混ざっていると食事の気分を害してしまいます。歯が欠けることは少ないと思うが油断はならない。兎に角、不愉快な思いをすることからは逃れられない。今時は稀で無いと思われるが数年前にそれがあった。自ら経験したから目が離せない。神経を使うところだ。
さて、今回は精米の量が多い。1俵精米するのにどのくらいの時間がかかるだろうか?測ったことがないので正確なことは言えないのだが、10分以内で済んでいるとは思う。仮に1俵10分だとしたら4俵ですから40分となる。
最初の1俵の精米に取り掛かった時に気になって外を見ましたら次の精米の客が車で来ていました。これはだいぶお待たせすることになる。35分以上になるだろう。
2俵目が終わるとまた客が1人増えていた。それを見ると益々気が焦る。我ながら小心者だなと思う。
待ち客のことを語ると。一番目も二番目も車で来ていて車中で順番待ちをしていた。私が3俵目に取り掛かった頃ですが、一番目の客と思うが、もうそろそろ自分の番だと検討をつけて、米袋を抱えて小屋の出入り口に立っていました。
そう思ったのですが後になって違っていたのが分かった。小屋の出入り口前で立っていたのは一番目の客ではなく、新たな三番目の客であった。精米所の小屋の窓からは一番目の客の車の中の様子が全く分からない。死角となっていたので私の勘違いでした。
私の心は焦っていました。4俵全て精米を終え、それを車に積み込み急いで車を発進させた時、入口の前に米袋抱えて立っていたのは新しい三番目客だったのだ!ということに気がついた。私は動く自分の車の窓から一番目の車の中を見ると乗って居ないと思った客が私の顔をじっと睨むほどの目つきでも無かったが見ていて『あんた、長かったねぇ』と言っている目をしていた。やっと自分の番が回って来たと思っていたに違いない。しかし、三番目の客が先に精米を初めていたことに気づいたら。それが分かった瞬間、一番目の客は如何思い、どのような行動に出るのだろうか?それが瞬事に頭を過ぎり、私は居てもたてもない気持ちになりその場を速やかに去ってしまった。
私が精米所の小屋から出たら直ぐに、外で待っていた客は中に入った。私はその客にお待たせしましたと一瞥した。普通これほど待たされたら怪訝そうな目つきになっていたはず。だがそういった様子もなかった。やれやれ、助かったと思った。小言の一つもあるかなと想像していたからだ。だが、それはそうだろう、三番目の客だったからそんなに待たされた訳では無いから当たり前だった。
自分の番が回って来たと確信した一番目の客は精米小屋に米袋抱えて行ったはず。そうしたら三番目の客がちゃっかり先に精米している様子を目にしたはず。その時一番目の客は如何したのだろうか?それが私は気がかりだったが如何しようもない。三番目の客は周囲の状況を把握していなかったのか?如何だろうか?
私としては自責の念に駆られる思いだったが、それから先は当事者間で事の処理をしてもらうしかなかろう。
昨日は緊急地震速報の聞きなれない音が携帯より流れた。いきなりでしたから携帯が壊れたのかと思った。この音だけで動転してしいました。
と言うのも、個人情報収集問題が騒がれている只中であるからこの携帯が?と疑った次第だ。
我が携帯は充電の真っ最中でしたので手元から少し離れた場所に置いていた。そこまで慌てて行き携帯を取ると地震速報だった。奈良県の方で震度5とか5.5とかはっきりは覚えてはいないが地震が起こったとの表示が出ていた。それでこれのせいだったのだと直ぐにわかった。
急ぎパソコンでインターネットを開いたのだがこちらには地震関連の情報が何も表示されていなかったのでこれは誤報かなと直感。それから我が携帯の不良でもなかった訳だし直に普段の気持ちに戻れた。
そういえば、数週間前にNHKのラジオだったか?緊急地震速報を携帯に発信するようになっているとか?なったとか?ぼんやりだが聞いていた。あの時のがこれだったのだと思い出した。
さて今回の緊急地震速報は誤報であった。これについてはいろいろと報道がなされている。それは殆どが批判の弁である。狼少年の話も出してきている。
しかし、物は考えようだ、この様な有り難い地震速報を発信して国民の命を守ろうとしているのだからこちらを重視して物事を判断して考えなければならない。誤報であったからけしからん、確かにそうだがそれより地震でなかったことを有り難いと思うべきだし今後の地震速報に誤作動が無いように精度を上げる検討機会にもなったと思う。今後を期待したいと考える。
会社の倉庫が太宰府インターの近くにある。その近隣に市民農園もある。そこを知り合いが借りていて作物を作っているのだが、夕方、仕事が一区切りついたので顔を出してみることにした。丁度その知り合いが水遣りに来ていた。夏場の日課となっているそうだ。久しぶりなので如何していたのかとお互いの近況を語りあった。
一番大きな話題となったのはやはり天候。福岡では雨が降らないものだから作物に悪影響が出て葉が枯れる物が出たり、成長が止まってしまった物も。出来ている野菜も小粒で元気が無い。保水が足りないのか触ると張がなくくにゃくにゃしていた。これじゃ作るほうも意欲がなえて元気が出ない。
先日は久しぶりの恵みの雨であったと言う。だがその時だけだった。日照りはその後も続いている。大地が乾き水不足に陥っている。彼は空を見て雲があれば雨乞いをしている有様。丁度その時もそれらしき黒い雲が一握り頭上を通過していた。その願いが天に届いてか?パラパラと来ることはあったが降りきれなかった。雲は流れ去っていった。
さて、軽のワンボックスに大きなポリタンクを積んで来る人もいる。畑に水を運ぶ為にである。その人からうっかり話も聞いた。タンクの栓を閉め忘れその状態で車を走らせていたときにタンクが転び室内が水浸しになったこともあるとか。
毎日、毎日水を汲んで走る。小さな車に乗せたそのデカイポリタンクが今年の夏を象徴している物のように私には映った。
今朝天気予報で言っていましたが7月の降雨量、九州は平年の13%としか降っていないのです。
博多は多分1%も降っただろうか?とこれは私感ですがそう思います。天気予報では雨が降る降ると通知がありますが空が一部黒い雲に覆われ雨が降りそうな空模様でも降りません。降りきれないのです。私は毎日家庭菜園に水遣りしています。雨が降ればその回数が省けますから雨に関しましては敏感ですね。
さてその反面、雨が降らないので空気がカラットしているのでしょうね。日中の気温は35度にもなりますがとても身の置き場が無いほどは暑く感じません。日陰に入ると涼しい。この感覚はいつもの夏とは違った感覚ですね。ですから事務所のエアコンの温度設定も高めでOK。
しかし降雨量が少ないので水不足になるのではとそちらが心配になりますが今のところそういったお触れは聞きませんね。